3.1. 2進法について
2進法はパソコン動作の基本中の基本ですが、解りづらいこの上ないので、あえて
この場では概念のみ記します。
全く解らなくてもパソコンの使用に問題がありません。テレビでも携帯でも原理が
解らず利用している電気製品はたくさんあります。気に病む必要はありません。
パソコンでは、256MB等(メモリ容量など)中途半端な数字をよく見かけますが、
2進法の世界ではきりが良い数字なのです。
1)2進法
2のn乗で表される数値表現です。(2以上で桁上がりする)
普段使われている数値(1〜9999・・・)は、10で桁上がりする10進の表現です。
12進法もヨーロッパでは一時使われていたようです。
(1ダース=12、1フィート=12インチなど)
2進法での15桁
2進法の簡単な計算(1以上の数値がないので1+1で桁上がりしてしまう)
0+1=1
1+1=10
10+1=11
11+1=100
100+1=101
101+1=110
2)二進法をパソコンで使う理由
結論からいえば”1”と”0”しか出でこない数値の表現です。
パソコンは電気で動きます。
1と0で殆ど全ての数値(番号)が表現可能ということは、電気の”ON”、”OFF”で
殆ど全ての数値(番号)を表現可能ということです。
電気で動くパソコンにうってつけといえます。
3)2進法の表現単位
2進法そのままで表記すると、多量の桁数を必要とします。
そこで、2進法では、CPUの1回で処理できる8桁(バイト)、16桁(ワード)に置き
換えて表記します。(最近では32桁/ワード)
一般的に、バイト=B、ビット=b
例) 100MB=100メガバイト
100Mbps=100メガビット/秒
4)2進・16進・10進表現の関係
(注:16進の数字の後ろのHは16進表記である事を表しています。)
8進法/16進法できりの良い数字が10進法の表現ではこの様な中途半端な数字
になります。