2.5.マウス
マウスには機械式マウスと、光学式(オプチカル)マウスがあります。
また、マウスの類似として、トラックボールがあります。
トラックボールはマウスと逆でボールが上を向いています。
1)マウスとトラックボール
・マウス
本体を机上などで移動させ、下部のボールの回転により、移動方向を知る。
・トラックボール
本体は机上などに固定しておき、ボールを手のひらまたは指で回転させる
ことにより、移動方向を知る。
2)マウスの構造
・機械式マウス
マウスの内部にはX軸、Y軸2つの
ロータリエンコーダと呼ばれるセンサが
ボールと密接して取り付けられています。
両ロータリエンコーダの回転を検知し、
ボールがどちらの向きに移動したかを
検出します。
ロータリエンコーダは上下2つの光源の遮られ
方により、回転の方向、速度を知ります。
ボールの、ロータリエンコーダの接触部(軸)等に
ゴミ・汚れ等が付着すると、ロータリエンコーダに
うまく移動距離が伝わらず、結果としてマウス
カーソルが画面上で思う様に移動しなくなります。
マウスの取り扱い説明書をよみ、こまめに、ボール
とその近辺の清掃をする必要があります。
・光学式マウス
マウスの下部(机上)の木目模様等を読み取り、
その変化から移動方向等を検出します。
読み取りやすくするために、マウスの下部から
LED光をあて、机上の読み取り部分を明るく
反射させた上で、マウス下部の小さなレンズを通して
読み取ります。
光学式マウスパッドの殆どが升目模様或いはドット
模様になっているのは、移動の変化を解りやすくするためです。
ちなみに、変化の期待できない白い紙の上では、光学式マウスはうまく動作しません。