2.6.モニタ
パソコンでよく使用されているモニタはCRTとフラットディスプレイです
1)モニタのサイズ
モニタのサイズは、対角線の長さをインチであらわします。
CRTとフラットディスプレイの同じ表示寸法で比較すると、CRTの公称
寸法の方が液晶ディスプレイよりも一回りおおきくなります。
これは、フラットディスプレイの実装面ほぼ全面表面に現れるのに対し、
CRTはケースの縁などの奥に隠れたデッドスペースがあるからです。
(メジャーで測るとよくわかります。)
2)解像度
表示画面はR・G・Bの小さなドットで構成されています。
このR・G・B1セットを1ドットとして、表示面を横×縦のドット数で
表したものが表示解像度です。(デジカメ等では画素数などともいいます。)
現在、ディスプレイの表示解像度には以下の規格があります。
VGA 640×480
SVGA 800×600
XGA 1280×1024
UXGA 1600×1200
パソコンでは当初 VGAが主流でしたが、現在のノートパソコンでは、
SVGAが主流のようです。
3)表示色
パソコンのカラー表示では、光の三原色である赤(R)緑(G)青(B)
を使います。
各発光体(フラットディスプレイ)への明るさの階調の持たせ方で表現可能
な色数がきまります。
・32ビット(8×3色)カラー 16,777,216色+透明度
(フルカラー)
・24ビット(8×3色)カラー 16,777,216色(フルカラー)
・16ビット(5×2+6(G)色)カラー 65,536色(ハイカラー)
・256色カラー
8ビットのみで256色を表現する手法です。
上記R・G・Bの各発光体に階調を持たせる方式とは異なり、
0〜255番の番号に対応した色パレットを準備し、番号によって
モニタ画面上にそのパレットの色を表示する方式です。
4)モニタ選択時の注意事項
モニタとパソコン本体を別に購入するパソコン自身の表示性能と、モニタの表示
性能に整合性がある事が必要です、
また、モニタ故障買換等では、新しいモニタ用のドライバの更新に苦慮する事が
あります。
ドライバをインストールするには、モニタが必要だが、古いモニタは故障、新しい
モニタはドライバが違う為、正しく表示しないという実例がありました。